市川市 石のテラスの階段を挟んで下の空間になります。

施工前は下の写真です。

中央に浄化槽があり、それをどう庭に組み込んでいくかが課題でした。

浄化槽の長方形を大きめの石板とつなげてアプローチとすることで形作りました。

最初にアプローチの主体となる石板を仮置きしてバランスをみます。

浄化槽の軸線と平行に置くことで統一感を持たせました。

ピンコロを仮置きして肉付けしていきます。

大谷石を据え付け、ピンコロをモルタルで決めたところです。

次にコンクリートで囲まれた土中の通気通水を助けるため周囲に溝と縦穴を掘り、割竹、荒縄、炭、ウッドチップなどで菌糸の伸びる元を設置していきます。

上の写真は縦穴に下の写真の割竹に荒縄を巻いたものを設置したところ。ここに炭、ウッドチップを詰めていく。

コンクリートの土留めのコーナーには長めの1mの竹を設置して通気通水を図る。

コンクリート壁面に沿って横溝、縦穴に割竹の荒縄巻、炭、ウッドチップなどを設置したところ。

木曽石を仮置きしたところ

植栽をして炭を撒きウッドチップを敷き詰めたところ。

手前の赤い実はアロニア。しなやかな枝に春は白い花、秋にはこの赤い実が楽しませてくれます。

ここもウッドチップを敷いて日差しや雨粒の打撃から土壌を守ります。

上のテラスから見たアプローチ。

階段下から玄関に向かって。

春になるとヒュウガミズキ、タツナミソウ、アジュガ、シラン、アナベル・・・と順に花を楽しめます。

冬の落葉期でも寂しくならないように、常緑も織り交ぜて植栽しています。

アプローチの起点の玄関わきにはご依頼の立水栓を。鉄平石で水受けをつくり、立水栓の柱は屋外でも十分耐久性のある南洋材で製作しています。二股にして、使用する際にホースをいちいち取外しする手間を省きました。

左はご家族の記念の手形をしていただきました。