お庭は文京区です。周りはうちで見させていただいているお庭のお隣に立った新築のお客様です。

玄関前のちょっとした空間ですが、板塀で万年塀を隠し、木曽石を土留めに利用して土盛りし

立体感を出しました。

上の写真は施工して半年後のものです。

上の写真はお庭の打合せ提案資料です。その空間を見させていただき、その空間に合ったお庭をご提案させていただきます。もちろん、リモートでの打ち合わせも承っております。

施工前

施工にあたり、土は炭と堆肥などを入れて耕し、根が伸びやすく致します。

また、コンクリートに囲まれた空間でも土の通気通水性を良くして植物にとって良い土壌にするため横溝と縦穴を掘り、炭と木のウッドチップを入れ菌糸を誘いこんでいます。

縦穴には割った竹に荒縄を巻いたものを入れ、周囲に炭とウッドチップを積めます。

荒縄のワラがもつ良い菌を炭とウッドチップで培養し、周囲をいい環境にしていきます。

割った竹に荒縄を巻いたもの
施工後

高木、中木、低木をバランス良く配置し間に宿根草を自然な感じで植えました。

木曽石は植物との馴染み良く、それほど主張しすぎないのがいいですね。

アナベル、クリスマスローズ、タツナミソウなど季節で咲く花も楽しみの一つです。

写真中央にはヒューケラを3色植えました。常緑なので1年を通して楽しめます。

土の表面には炭を撒いた後ウッドチップを敷き詰めます。

ウッドチップが日差しによる土の過剰な乾燥を防ぎ、雨による土の流失や雨粒による土への打撃による団粒構造の崩壊を防いでくれます。

高木として中央にアオダモ、左に中木としてソヨゴ、右に低木としてハイノキを寄せて植えました。

寄せて植えることで、倒れ防止、木それぞれの持つ根粒菌を補完しあう効能もあります。

根元にヤブコウジを植えて、山の中のような雰囲気に。

お庭の奥の方は日陰の植物です。

斑入りのハランはきれいですね。日陰を明るくしてくれます。

道路に面した部分です。

ここもコンクリートで囲まれているので横溝と縦穴を掘り、荒縄を巻いた割竹、炭とウッドチップにて菌糸がはびこるように処置しています。

株立ちはコハウチワカエデ。ここは直射日光が当たらないので、葉焼けせずに済みます。

上の写真は半年後のもの。もう紅葉も終わっていますが、根元のツワブキが咲いてくれポイントにガーデンシクラメンを植えました。