松戸市のお客様です。

カチカチの土を柔らかくして植えたものが元気に育つ環境を作り植栽をするというご依頼。

施工前の状況。

土はカチカチで移植された木々は苦しそうな感じ。

移植された木々は一度抜根し、木炭と堆肥を入れて耕します。

耕した後、木々を植えます。支柱は地下に隠して外見はすっきりと自然に。

植込みの中央をこんもりさせています。

高低差があることで土中の通水通気性を良くします。

植物は斜面からまず垂直に芽を出すので苗の向きに気を使うことで、自然に生えてきたかのように見えます。

大きな木から中木、低木、宿根草へと順に仮置きをして日の当たり方、それぞれの木の伸び方花の色、咲く時期などを考えバランスよくしかも自然に見えるように慎重に植えていきます。

こんもりさせた土の麓にだいたい2mおきに割った長さ60cmの竹に荒縄を巻いて作った筒を縦に埋設。荒縄は藁で出来ているため、有用菌を多く含んでいます。その周囲に炭と木のチップも同時に埋設して有用菌の繁殖を促し菌糸が張り巡るような仕掛けを致します。

この微生物の働きで土が作られ植物にとっていい環境へと育っていきます。

植物にとっていい環境とはとりもなおさず人間にもいい環境ということです。

土の表面にも炭と木のチップを敷き詰めます。土の表面を出しっぱなししておくと、これからの季節は特に晴れたときは砂漠、雨が降ればどろどろになりやすいです。

表面をマルチングすることで土の流失を防ぎ菌を紫外線から守り晴れているときは保湿、雨の時は吸水して土中を急激な変化から守ってくれます。

日当たりの良い空間ですので、花の咲く植物を多く植えることができました。これからの成長、変化が楽しみです!

            ‘22,04,03