今回は4期にわたり施工させていてだいた石の土留め工事を紹介させていただきます。

野田市にあるうちも建てていただいたビルダーさんの貝塚モデル住宅の工事です。

一番最初は家が建つ前、コンクリートの擁壁をわざわざ撤去して土面が出ていました。 そこから木曽石で土留めを作っていったのです! 左端には2t近くある石でお隣の擁壁を含めてしっかりと支えます。 そして中央へと続きます。

第2期は家が建ち裏手の勝手口につながる階段を含めて10tもの石を積んでいます。

なるべく自然な感じの乱積みにしていますので一見簡単そうに見えますが、石と石で出来た谷間の上にしっかりと石を合わせ、少々の揺れでは崩れるどころか逆に石と石とがしっかりとはまっていく積み方をしています。

第3期は周囲がだいぶ落ち着いてきてからの施工です。横から見ますと土盛りの斜度が分かります。

ようやく道路に面した部分の土留めがつながりました。建物ともなじんでいます。

第四期は今年に入ってから。以前お施主さんが簡易的に置いた石では留めきれず、しっかりと土留めを積みました。

植栽も十分育っています。

これで当分は土の流れが留められます。

石積の良さは強さもありますが、石と石の間から通気通水することで、植物にとっても良い状態を保つことが出来ます。

植物は根から酸素を吸収することで健全性を保っています。その意味でも土中の通水通気性を保つことは不可欠なのです。

            ’22,03,15